歴史

少し前のこと、ひとりのクライマーとひとりのフィッシャーマンは、二人ともスーツを着て出社するのを嫌っていること以外にも多くの共通点があることに気づきました。パタゴニアの創始者であるイヴォン・シュイナードとブルー・リボン・フライズのオーナーのクレイグ・マシューズは共に熱心な環境活動家であり、たまたま二人ともビジネスで成功していました。しかし、これらの共通点以上に重要なことは、彼らのビジネスの存続を可能にしている自然資源を保護することが、良いビジネスであるということをお互いが理解していたことです。こうして1%・フォー・ザ・プラネットの歴史がスタートしました。

2001年

自分たちのビジネスモデルに基づいて、二人はより多くの企業が売上の1%を環境団体に寄付するよう奨励していくプロジェクトを“羽化”させました。イヴォンは当初、これを「アース・タックス(地球税)」と呼び、クレイグは1%・フォー・ザ・プラネットと呼んでいました。二人はクレイグの案を選びました。



2002年

1%FTPはカリフォルニア州サンフランシスコにあるパタゴニア直営店を会場にして正式な創立イベントを開催しました。この日、ワイナリー、コーヒー会社、ガイドサービス会社など21のビジネスがメンバーとして加盟しました。初日にしては悪くない結果でした。



2003年

2回目の創立イベントはコロラド州デンバーで行われたフライフィッシングの展示会で開催されました。ここでも他の業界よりもより環境とビジネスの密接なつながりを理解している業界を引き寄せることができました。さらに何社かのメンバーが加盟、いや、“釣られた”わけです。



2004年

企業メンバー数は口コミで、特にアメリカの西海岸とアウトドア業界内で順調に増えていきました。ジャック・ジョンソンと彼の音楽・映像会社のブラッシュファイアー・レコード、ザ・ムーンシャイン・コンスピラシーが、1%FTPの50番目のメンバーとなりました。



2005年 ジャックはアルバム「In Between Dreams」をリリースし、CDジャケットの裏に1% FTPのロゴを表示しました。イヴォンは「社員をサーフィンに行かせよう(原題:Let My People Go Surfing)」を著し、1%FTPについてのストーリーで締めくくりました。こうしたPRにより1週間に2~3社のペースで新規のメンバーが加盟し、この年の終わりには200社以上に達していました。



2006年

NBCテレビのNightly Newsが「メイキング・ア・ディファレンス(変化を起こす)」というシリーズ番組で1%FTPを紹介したことにより、1% FTPの成長もゴールデンタイムに突入しました。Charture Instituteとの共同パートナーシップにより、初の正式な1% FTPの地方支部としてワイオミング州ジャクソンの「1% For The Tetons」が設立されました。この支部には数ヶ月のうちに50社ものメンバーが加盟しました



2007年

消費者の参加を拡大するため1% FTPのロゴとウエブサイトが大きく見直され、初の大規模な印刷媒体を使ったキャンペーンを展開しました。ヨーロッパから加盟した100社を含め、700社を超えるメンバー企業を通じた寄付金合計額が3000万USドル(約30億円)に近づきました。さらに毎日1社以上の企業が加盟し、1% FTPのスタッフ数も、犬を含めなくても4名に増えました。